후리가나로 읽는 일본 고전
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どうじ
文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子
室生 犀星
室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면
それと同じいように女もなかば眠って、ものうげに折々眠元朗を見戍るだけだった。一さいのものはその心をも静まらせ、ただ曇色ある空を仰ぎ見るような安らかなぼんやりした時のもとに過ぎて行くのみだった。
眠元朗はふと女が同じ腰樹けに坐って眠っている顔をみると、いつものように穏やかな気もちになることを感じた。拘泥のないはればれした快活さが、その女の眠っている間には必らず湧き上ってくる感情だった。かれは窃と腰掛を離れ渚の方へ向いて歩き出した。なるべく音のしないように、そして耳の聡い娘にもさとられないように注意して歩いて行った。
渚には舟がもやがれ、波にもまれながら平和に低くなったり高められたりしながら揺れていた。――眠元朗は舟に片足をかけ、そして乗り移ったときに、ふと女の方をふりかえって見たが、なお女も娘もふかぶかと眠っているらしく身うごきさえしていなかった。眠元朗はそれを目に入れると、急に舟を漕ぎ始めた。――湖面はしずかに波を打って乱れたが、その舟が島影へ着かない前に、渚からの娘の呼ぶ声がした。見ると女も立ち上って、眠元朗の方に向いて声を上げている。――かれは為方なしに舟をもと来た水脈の上にしずかに戻した。