일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうじ

文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子

室生 犀星

室生 犀星의 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子(どうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,454자 · 357화면

아오조라 문고

が、赤児は、すぐ乳首を離した。そして泣いた。すぐ又乳首をさしつけると、ちょいと銜んでまた離して泣いた。

「おかしい、出ないかな。しぼってごらん指さきで。」

こんどは乏しい乳がちびりと出たきりだった。いくらやっても同じ事であった。乳母は、顔を真赤に染めた。しばらくしてから――

「も一度やってください。」

そう妻が言いかけ、赤児の口を乳首にさしつけても、もう吸いつきそうもなかった。「空乳首をやって見るとよい。」私がそういうと妻はすぐ空乳首を与った。赤児は、吻っとしたようにそれを舐り、くろぐろとした瞳を静まらせ泣き歇んだ。

「どうして出ないんでしょう。」

乳母は、心を焦ってしぼるほど、乳は、ちびりとしか出なかった。「毎日棄てているほど出た乳なんでございますが。」と、乳房をぐりぐりしぼった。そうしている乳母の額に汗さえ滲んで見えた。「しばらく休んでからにした方がいい。」私は見兼ねてそう言い、心で嘆息した。胸肌のうすい皮づきがくらみを持っているのまで、気になり絶望的な気もちにした。

女中部屋で一ト憩みさせてから、灯の点いた下で、また赤児に乳房をくわえさせたが、二度ばかりで泣き出してしまった。