일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かんのう

文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会

岩村 透

岩村 透의 文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会(かんのう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,976자 · 12화면

아오조라 문고

不吉の音と学士会院の鐘

昼も見えたそうだね。渋谷の美術村は、昼は空虚だが、夜になるとこうやってみんな暖炉物語を始めているようなわけだ。其処へ目星を打って来たとは振っているね。考えてみれば暢気な話さ。怪談の目星を打たれる我々も我々であるが、部署を定めて東奔西走も得難いね。生憎持合せが無いとだけでは美術村の体面に関わる。一つ始めよう。

しかし前から下調をしておくような暇が無かったのだから、何事もその意で聞いて貰わなければならない。あるには有る。例えば羅馬という国だ。この国は今言うような趣味の材料には、最も豊富な国と言っていい、都鄙おしなべて、何か古城趾があるとすれば殊に妙であるが、其処には何等かの意味に於いて、何等かの怪が必ず潜んでいる。よく屋外よりも屋内が淋しいものだというが、荒廃に帰した宮殿の長廊下など、その周囲の事情から壁や柱の色合などへかけて、彼等の潜伏する場所として屈強の棲家だと点頭れるのだから、そういうような話の方面からも、この羅馬を開拓すれば、何か頗る面白いものを手に入れられるか知れぬが、今は一々記臆に存していないのが甚だ遺憾である。この遺憾を補う一端として、最近読んだ書籍の中から、西洋にもあり得た実例の一例として、その要領だけを引き抜いてみることにしよう。