일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,841자 · 376화면

아오조라 문고

「しまった」

磯野丹波が、徳川勢と気づいて、しゃ嗄れ声をふりしぼりながら、返せッ――と叫びかけた時、何者か、彼の横あいから、びゅッと水に濡れた一槍を繰り出した者がある。

――ぱしゃッ

水けむりの中に丹波は坐った。脾腹へはいった槍のケラ首をつかんで起とうとする――起たせまいとする――瞬間、また、頭上にチカッと燦めいた、何人かの太刀が、がつんと、丹波の鉄兜へ打ちおろした。

刀は、幾つかに折れて飛んだ。丹波は起った。血しおに等しい川波が真っ赤に立つ。

「くそッ」

「ちいッ」

三、四人、いちどに丹波の前後から組みついて、脾腹、首すじ、籠手、深股、滅茶滅茶に突いたり、斬ったりしてしまった。

すわ! 敵が。

と、見たので、信長の旗下は、信長の幕営を出て、みな川岸へ、槍を揃えていた。

竹中久作は、木下隊だが、乱軍となっては、もう所属などにこだわってはいられない。猛敵浅井隊を追いかけて、信長の本陣の近くへ駈け上がっていた。

「……や。ここはもう?」

ふと見ると、何者か。

その信長の幕営の裏から――幔幕をかなぐり上げて、今し、そっと這いこんで行こうとする男がある。

具足、太刀の鐺など、雑兵とは見えなかった。