후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 180,256자 · 361화면
「欣んで下さい、母上。やっと私も、信長公の御家臣の端に加えられ、この通り、まだ御小人組の端ではありますが、どうにか侍奉公する身にはなりました」
「ようなあ。……ようまあしやったなあ」
襤褸た袖口をあてたまま、彼女は顔を上げ得なかった。
その背を、今度は日吉が抱えてやりながら、
「きょうは、母上に欣んで戴こうと思って、朝から髪も結い、小袖も新しいのを着て来ました。……けれど、まだまだ、これからです。私が御奉公を見せるのも、ほんとに、欣んでもらうのも、――おっ母さん、どうか、長生きして下さいよ」
「この夏の頃、そなたが、庄内川の河原で、御領主様へ向って思いきったことしやったと聞いた時……わしはもう、そなたの生命はないものと、泣き明していたものを……こんな嬉しい目に会おうとは」
「その後、委細は、乙若どのから、言伝てがあったでしょう」
「おお、乙若どのが来て、そなたが御領主様のお心にかない、御小人衆に抱えられたと聞かされて――もうそれを聞いてやれうれしや、死んでもよいと思いました」
「はははは。これしきのことで、そんなにお欣びなされては、これから先、どうしますか。