일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんちょうき

新潮記

山本 周五郎

山本 周五郎의 新潮記(しんちょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,541자 · 305화면

아오조라 문고

……それをすっかり送りだしてから、大助はまだ騒ぎの続いている運座の客たちの部屋を覗いた。飲んだり唄ったりしている人々の蔭のほうに、寒笑がひどく深刻な顔をして坐っていた。大助はちらと見たきりで、杉田諦貫という宗匠のそばへ坐り、まわりの客たちに二、三酌をすると、梅八に「たのむよ」というめくばせをして置いて奥へはいった。

「たいへんな騒ぎでさぞ驚いたでしょう」

藤尾はひとり行燈のそばへ文机を寄せて、なにかこまごまと書いていたが、大助がはいって来るのをみるとすぐに机を押しやった。

「お使いだてをしますが、熱い茶をいっぱい淹れて下さい」

「はい」

「あっと、火があるかな」

「はい、ついたばかりでございますから」

藤尾は立って湯沸しを火にかけた。燗の湯を使うかと思ったが、いかに武家育ちでもそんなことはない、手まめに茶の支度をする姿を、大助は眼尻に見ながらふと心が暗くなるのを覚えた。――この娘のゆくすえをどうするか。

四五日まえ、かれは江戸の店をやっている兄の助次郎にうちあけられて、太橋の財政が思いのほか手詰ってきたことを知った。太橋家は高松でも江戸でも、勤王攘夷の志士たちにできる限りの援助をしていた。