일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんちょうき

新潮記

山本 周五郎

山本 周五郎의 新潮記(しんちょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 155,541자 · 305화면

아오조라 문고

「おとつい江戸から出て来たんですが」大助の頭にも警戒すべしという感じがきた、「……疲れ休めに大洗へでもいってみようと思いましてね、然しこのとおりの暑さで閉口しているところです」

「まあ風呂へおはいんなさい」相手はこう云って歩きだした、「窓から筑波山が見える、なかなかいい眺めだよ」

「後で御挨拶に伺います」

こう云って大助は戸口をはいった。

風呂場は家に似あわず広いがっちりとしたものだった。湯も新しく、なみなみとあるし、隅々まで小気味よく掃除がゆきとどいている。あけてある北側の窓からは、なるほど筑波の翠巒が一望で、宿の主人の心くばりのこまかさがよく感じられた。

――妙な男に会ったものだ、浴槽へつかりながら、大助はそう思ったが、そう思ったとたんに、――まてよ、こいつは……、はっと眼をみはった。

こいつは唯じゃあないぞという考えがひらめいた。新島八十吉とここで会ったのは偶然ではない、偶然というにはあんまり偶然すぎる。

――まてまて、こいつは考えてみなければならんぞ。

かれがこの松八へ泊ることになったのは、誰かが子供をつかって呼び戻したからであった。そして来てみるとそこで新島八十吉に出会った。