일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぎじんのすがた

日本の怪談

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 日本の怪談(ぎじんのすがた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,030자 · 115화면

아오조라 문고

貧乏神物語

貧乏神物語

田中貢太郎

縁起でもない話だが、馬琴の随筆の中にあったのを、数年前から見つけてあったので、ここでそれを云ってみる。考証好きの馬琴は、その短い随筆の中でも、唐山には窮鬼と書くの、蘇東坡に送窮の詩があるの、また、窮鬼を耗とも青とも云うの、玄宗の夢にあらわれた鍾馗の劈(さ)いて啖(くら)った鬼は、その耗であるのと例の考証をやってから、その筆は「四方(よも)の赤」に走って、「近世、江戸牛天神の社のほとりに貧乏神の禿倉(ほこら)有けり。こは何某(なにのそれがし)とかいいし御家人の、窮してせんかたなきままに、祭れるなりといい伝う。さるを何ものの所為(しわざ)にやありけん。その神体を盗とりて、禿倉のみ残れり」などと云っているが、屁のようなことにも倫理道徳をくっつける馬琴の筆にしては、同じ堅くるしい中にも軽い味がある。

文政四年の夏であった。番町に住む旗下(はたもと)の用人は、主家の費用をこしらえに、下総にある知行所に往っていた。五百石ばかりの禄米があって旗下としてはかなりな家柄である主家が、その数代不運続きでそれがために何時も知行所から無理な金をとり立ててあるので、とても今度は思うように調達ができまいと思った。