일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぎじんのすがた

日本の怪談

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 日本の怪談(ぎじんのすがた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,030자 · 115화면

아오조라 문고

猫の踊

猫の踊

田中貢太郎

老女は淋しい廊下を通って便所へ往った。もう夜半(よなか)を過ぎていた。真暗い部屋の前を通って廊下を右へ曲ると、有明の行灯の灯のうっすらと射した室(へや)へ来た。老女はその前へ往くとどうしたのか足を止めた。それはその室の中で何人(たれ)かが立ちはだかって、踊でもやってるのか調子のある軽い跫音をさして、そのものの影であろうぼんやりしたものの影が障子に動いていた。

しかし、その室は夜更(よふけ)に便所へ往来する奥婢(じょちゅう)のために灯明(あかり)を燭すところで、何人もいる人はないし、無論奥であるから男などの一杯機嫌でやって来て踊ると云うようなこともない。それに時刻が時刻である。老女は不思議でたまらなかった。そのうえ、彼女はその奥の取締をしている責任上、それを見定めてその不心得者を処分しなければならなかった。彼女はそっと障子の側へ寄った。

室の中では踊を続けているらしい。そのよたりよたりとやっている跫音から推すと血気の盛な男ではないらしい。何人か出入のひょうきん親父が一杯機嫌に浮かれて、時刻も場所も忘れて踊っているのではないかと思った。