일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんイデオロギーろん

日本イデオロギー論

戸坂 潤

戸坂 潤의 日本イデオロギー論(にほんイデオロギーろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 263,376자 · 511화면

아오조라 문고

公娼制度の問題は大にしてはその本質に於て無産者農民の桎梏の問題だが、之とつらなる家族制度の方は、抑々日本民族生活の本質なのだと今日主張されている。だから例の貸座敷業者の亭主達は、決して馬鹿に出来ない民族主義的社会理論の一端を本能的につかんでいるわけなのである。その成否はとに角として、存娼運動は、現在日本に於ける、復古観念の単に最も色情的な一表現に他ならないのだ。

処で現在、日本の家族制度ほど現実社会の或る種の解釈表現に便宜を提供しているものはない。すでに公娼制度の支持一つにも夫は決して無効ではなかった。また単に低労賃や労働力拘置のための有力な観念的支持であるだけでもない。広く失業問題そのものに就いてさえ、家族制度は問題の困難を緩和するために存在するように見えるのである。と云うのは、日本に於ける実際上の失業者の幾十パーセントかは、家庭という既就職の単位の内に吸収されることによって、失業者の官僚的な数値を観念的に激減させる役割を果しているからである。そう考えて来ると、全く、家族制度こそ日本の社会の本質だという見解の真理が初めてよく判る。ではその肝心な日本家族制度は最近どうなりつつあるか。