일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がまのち

日本怪談大全 第一巻 女怪の館

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,678자 · 394화면

아오조라 문고

暑い陽を吸うていた磧の沙は鬼魅悪くほかほかしていた。その時莚包と焼明を持って背の高い男が、鵜を持った角顔の男のほうを見て、

「鮎を獲りたいものじゃが」

と云った。すると角顔の男は前岸の樹木の茂みの方をちらと見て、

「獲れるとも、この鵜さえうまく使えば」

と、云って顔で笑った。その拍子に右の手にとまった鵜が飛びたつように羽ばたきをした。莚包と焼明を持った背の高い男も前岸の方へちらと眼をやって、

「そうじゃ、鵜さえうまく使えば、鮎は獲れるに定っておる、鵜をうまく使うがかんじんじゃ」

と、これも顔で笑った。前岸の樹木の間には黒い大きな瓦屋根が微に黒く見えていた。それは日蓮宗法国寺に属する法華寺の別院であった。他の二人の眼もちらとそれに往った。

本流から岐れた一条の流れが斜に来て磧の裾で岸の竹藪に迫っていたが、そこには二三艘の小舟が飛とびに繋いであった。四人はその小舟の方へ往った。莚包と焼明を持った背の高い男は、また鵜を持った角顔の男の方を見て、

「寺へ入って和尚のような真似をしておるが、あの痴漢のことじゃ、どんな用心をしておるかも判らん」

と云いかけたところで、艪を持っていた男が遮って、