후리가나로 읽는 일본 고전
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にちりん
日輪・春は馬車に乗って 他八篇
横光 利一
横光 利一의 日輪・春は馬車に乗って 他八篇(にちりん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,787자 · 177화면
七
」と一人はいった。
長羅は毒壺を足で蹴った。泡を立てた緑色の汁は、倒れた壺から草の中へ滲み流れた。
「王子よ、赦せ、我らに命じた者は宿禰である。」と、一人はいった。
忽ち毒汁の泡の上には、無数の山蟻の死骸が浮き上った。
七
不弥の国から一人の偵察兵が奴国の宮へ帰って来た。彼は、韓土から新羅の船が、宝鐸と銅剣とを載せて不弥の宮へ来ることを報告した。長羅は直ちに出兵の準備を兵部の宿禰に促した。しかし、宿禰の頭は重々しく横に振られた。
「爾は奴国の弓弦の弱むを欲するか。」と、長羅はいって詰め寄った。
「待て、帰った偵察兵は一人である。」
長羅は沈黙した。そうして、彼は、嘆息する宿禰の頭の上で、不弥の方を仰いで嘆息した。
六日目に第二の偵察兵が帰って来た。彼は、不弥の君長が投馬の国境へ狩猟に出ることを報告した。
長羅は再び兵部の宿禰に出兵を迫っていった。
「宿禰よ、機会は我らの上に来た。爾は最早や口を閉じよ。」
「待て。」
「爾は武器庫の扉を開け。」
「待て、王子よ。」
「宿禰、爾の我に教うる戦法は?」
「王子よ、狩猟の日は危険である。」
「やめよ。」
「狩猟の日の警戒は数倍する。