후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
そこへ来島がとびだしていって途方もないことをやりだしたら、大隈の決意を逆な方向へ導く結果になるかも知れぬ。来島が何のために上京するかということが朧気ながら見当のついている彼にとっては、厭が応でも防ぎとめなければならないのだ。民論の動きを誤ることを恐れるだけではない。玄洋社の将来にとっても、――否々もう一歩踏込んで言えば、ようやく動きだす方向に動いてきた天下の大勢を自分の筋書どおりに導いてゆくためにも。
策士をもって自任する杉山は来島を説得するくらいのことは朝飯前だと高を括っていたのである。ところが、今夜の来島は並大抵の覚悟ではないものを持っているらしい。言ってみれば、推せども敲けども動かぬ巌乗な岩のような冷たさが彼の心に犇々とくる。そこへ、ほかの女中がやってきた。――安場がどうしても顔を出してくれという。じゃあ、すぐ行くからといって女中を返すと、杉山は急に深刻な表情をして言った。
「――これからはいよいよおれたちが命がけで君国に奉公しなけりゃならんときがくる、上京するのもいいが命だけは大切にしろよ、貴公は命を粗末にしすぎる、これだけはくれぐれも頼むぞ、のう、恒喜」