일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면

아오조라 문고

顔を見合せても言葉を交すという機会は尠く、――必ずしも気質が触れにくいというわけでもないのに、人のあつまりの中にいればすぐにも自分に適合した雰囲気をつくりださずにはいられぬ杉山の濶達な表情と、ひとり孤独を楽しむという来島の沈鬱な表情とは同じ軒の下にあって知らず知らずのうちに対蹠的な関係をつくりあげていた。それが、ある日、ほかの同志は外出して二人だけが居残ったとき、部屋の片隅にある机によりかかって書見をしていた杉山に来島の方から話しかけたのである。上野の桜がようやく綻びかけたという季節で、――午後であったが花曇りの空はうす濁っていた。杉山はそのときのことを俥にゆられながらおもいだしたのである。

「杉山!」。

来島は部屋の方に脊を向けて、縁側に寝そべったままの姿勢で話しかけた。「人間は何のために生きとるのかのう?」。

杉山の方がドギマギしながら、しかし、どんなときにもあらわれるつむじ曲りの気象がそのときもむくむくと頭をもたげてきた。「生きることだけを考えるからそんな疑問が起るんじゃよ、――おれは死ぬことだけを考えとるからそんなことはどうでもいい」。

「死ぬことか」