일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면

아오조라 문고

を失ったので、支払は一ト月二タ月とおくれ、教師たちの中にはたちまち生活に窮するものもあり、独身の教師は大隈の邸内に起居して自炊生活をしながら教壇に立つという悲境に陥ったが、しかし、それにもかかわらず学校の内部は日を逐うて充実してきた。学生はすでに三百を越え、教師の数も開校当時とくらべると倍数にのぼっている。それに外部から応援する講師たちの中にはこの窮状を耳にして無報酬でいいからと進んで申入れをするものもあった。三宅雄二郎(雪嶺)、志賀重昂等も政党政派の立場をはなれて学校の支持のために乗りだしてきた。

小野梓はこの経営難を突破するために、ほとんど日夜、不眠不休で駆けまわり、私的関係の借財を重ねて、ようやく一ト月一ト月を過していたが、その日ぐらしのゴマ化しの永続すべき筈もなかった。ついに大隈の提案で彼の旧藩主、鍋島侯爵にたよって金融の道をひらく決心をしたけれども、そのことを探知した政府は、すぐさま鍋島家へ非公式の使者を送り、宮内省の名義をもって、反政府的な言動を逞うしている大隈に融資するがごときことは聖上への聞えも悪く、鍋島家の将来に一大禍根を残すであろう、――という内意をつたえた。