일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて

春夏秋冬 料理王国

北大路 魯山人

北大路 魯山人의 春夏秋冬 料理王国(しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,328자 · 18화면

아오조라 문고

さて、このふぐという奴、猛毒魚だというので、人を撃ち、人を恐れ戦かしめているが、それがためにふぐの存在は、古来広く鳴り響き、人の好奇心も動かされている。しかし、人間の知能の前には毒魚も征服されてしまった。

人間はふぐの有毒部分を取り除き、天下の美味を誇る部分をのみ、危惧なく舌に運ぶことを発見したのだ。東京を一例に挙げてみても、今やふぐは味覚の王者として君臨し、群魚の美味など、ものの数でなからしめた。ためにふぐ料理専門の料理店はとみに増加し、社用族によって占領されている形である。関西ならば、サラリーマンも常連も軒店で楽しみ得るが、東京はお手軽にいかない怨みがある。

下関から運ばれるふぐは、東京における最高位の魚価を持っている。

この価格も一流料理屋ではもとより問題ではない。のれんを誇った料理の老舗も「ふぐは扱いません」などとは言っておられず、我も我もとふぐ料理の看板を上げつつあるのが今日この頃の料理屋風景である。しかし、私はこの実状を憂うるものではない。否、むしろ推奨したい一人である。従来は無知なるが故に恐れ、無知なるが故に恵まれず、無知なるが故に斃れ、不見識にもこの毒魚を征服する道を知らず、この海産、日本周辺に充満する天下の美味を顧みなかったのである。