후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて
春夏秋冬 料理王国
北大路 魯山人
北大路 魯山人의 春夏秋冬 料理王国(しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,328자 · 18화면
河豚のこと
河豚のうまさ
河豚のうまさ
ふぐのうまさというものは実に断然たるものだ、と私は言い切る。これを他に比せんとしても、これに優る何物をも発見し得ないからだ。
ふぐのうまさというものは、明石鯛がうまいの、ビフテキがうまいのという問題とはてんで問題が違う。調子の高いなまこやこのわたを持ってきても駄目だ。すっぽんはどうだと言ってみても問題が違う。フランスの鴨の肝だろうが、蝸牛だろうが、比較にならない。もとより、てんぷら、うなぎ、寿司などの問題ではない。
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、栖鳳や大観のうまさではない。靫彦、古径でもない。芳崖、雅邦でもない。華山、竹田、木米でもない。呉春あるいは応挙か。ノー。しからば大雅か、蕪村か、玉堂か、まだまだ。では光琳か、宗達か。なかなか。では、元信ではどうだ、又兵衛ではどうだ、まだだ。光悦か、三阿弥か、雪舟か、もっともっと。因陀羅か、梁楷か、大分近づいたが、さらにさらに進むべきだ。然らば白鳳か、天平か、推古か、それそれ。すなわち推古だ。推古仏。法隆寺の壁画。それでよい。ふぐの味を絵画彫刻で言うならば正にその辺だ。
しかし、画をにわかに解することは、ちょっと容易ではないが、ふぐの方は食物だけに、またわずかな金で得られるだけに、三、四度も続けて食うと、ようやく親しみを覚えて来る。