후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
泉 鏡花의 春昼・春昼後刻(しゅんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,079자 · 102화면
身体つきにも顔つきにも、情が滴ると言った状じゃ。
恋い慕うものならば、馬士でも船頭でも、われら坊主でも、無下に振切って邪険にはしそうもない、仮令恋はかなえぬまでも、然るべき返歌はありそうな。帯の結目、袂の端、何処へちょっと障っても、情の露は男の骨を溶解かさずと言うことなし、と申す風情。
されば、気高いと申しても、天人神女の俤ではのうて、姫路のお天守に緋の袴で燈台の下に何やら書を繙く、それ露が滴るように婀娜なと言うて、水道の水で洗い髪ではござらぬ。人跡絶えた山中の温泉に、唯一人雪の膚を泳がせて、丈に余る黒髪を絞るとかの、それに肖まして。
慕わせるより、懐しがらせるより、一目見た男を魅する、力広大。少からず、地獄、極楽、娑婆も身に附絡うていそうな婦人、従うて、罪も報も浅からぬげに見えるでございます。
ところへ、迷うた人の事なれば、浅黄の帯に緋の扱帯が、牛頭馬頭で逢魔時の浪打際へ引立ててでも行くように思われたのでありましょう――私どもの客人が――そういう心持で御覧なさればこそ、その後は玉脇の邸の前を通がかり。……
浜へ行く町から、横に折れて、背戸口を流れる小川の方へ引廻した蘆垣の蔭から、松林の幹と幹とのなかへ、襟から肩のあたり、くっきりとした耳許が際立って、帯も裾も見えないのが、浮出したように真中へあらわれて