일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅんちゅう 

春昼・春昼後刻

泉 鏡花

泉 鏡花의 春昼・春昼後刻(しゅんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,079자 · 102화면

아오조라 문고

山清水がしとしとと湧く径が薬研の底のようで、両側の篠笹を跨いで通るなど、ものの小半道踏分けて参りますと、其処までが一峰で。それから崕になって、郡が違い、海の趣もかわるのでありますが、その崕の上に、たとえて申さば、この御堂と背中合わせに、山の尾へ凭っかかって、かれこれ大仏ぐらいな、石地蔵が無手と胡坐してござります。それがさ、石地蔵と申し伝えるばかり、よほどのあら刻みで、まず坊主形の自然石と言うても宜しい。妙に御顔の尖がった処が、拝むと凄うござってな。

堂は形だけ残っておりますけれども、勿体ないほど大破いたして、密と参っても床なぞずぶずぶと踏抜きますわ。屋根も柱も蜘蛛の巣のように狼藉として、これはまた境内へ足の入場もなく、崕へかけて倒れてな、でも建物があった跡じゃ、見霽しの広場になっておりますから、これから山越をなさる方が、うっかり其処へござって、唐突の山仏に胆を潰すと申します。

其処を山続きの留りにして、向うへ降りる路は、またこの石段のようなものではありません。わずかの間も九十九折の坂道、嶮い上に、か石を入れたあとのあるだけに、爪立って飛々に這い下りなければなりませんが、この坂の両方に、五百体千体と申す数ではない。