후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
泉 鏡花의 春昼・春昼後刻(しゅんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,079자 · 102화면
ぼんやり薄明るく、地ならしがしてあって、心持、墓地の縄張の中ででもあるような、平な丘の上へ出ると、月は曇ってしまったか、それとも海へ落ちたかという、一方は今来た路で向うは崕、谷か、それとも浜辺かは、判然せぬが、底一面に靄がかかって、その靄に、ぼうと遠方の火事のような色が映っていて、篝でも焼いているかと、底澄んで赤く見える、その辺に、太鼓が聞える、笛も吹く、ワアという人声がする。
如何にも賑かそうだが、さて何処とも分らぬ。客人は、その朦朧とした頂に立って、境は接しても、美濃近江、人情も風俗も皆違う寝物語の里の祭礼を、此処で見るかと思われた、と申します。
その上、宵宮にしては些と賑か過ぎる、大方本祭の夜? それで人の出盛りが通り過ぎた、よほど夜更らしい景色に視めて、しばらく茫然としてござったそうな。
ト何んとなく、心寂しい。路もよほど歩行いたような気がするので、うっとり草臥れて、もう帰ろうかと思う時、その火気を包んだ靄が、こう風にでも動くかと覚えて、谷底から上へ、裾あがりに次第に色が濃うなって、向うの山かけて映る工合が直き目の前で燃している景色――最も靄に包まれながら――