후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
りりょう
李陵・山月記・弟子・名人伝
中島 敦의 李陵・山月記・弟子・名人伝(りりょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,013자 · 129화면
朝日の影が谷合にさしこんでくると同時に、(匈奴は、単于がまず朝日を拝したのちでなければ事を発しないのであろう。)今まで何一つ見えなかった両山の頂から斜面にかけて、無数の人影が一時に湧いた。天地を撼がす喊声とともに胡兵は山下に殺到した。胡兵の先登が二十歩の距離に迫ったとき、それまで鳴りをしずめていた漢の陣営からはじめて鼓声が響く。たちまち千弩ともに発し、弦に応じて数百の胡兵はいっせいに倒れた。間髪を入れず、浮足立った残りの胡兵に向かって、漢軍前列の持戟者らが襲いかかる。匈奴の軍は完全に潰えて、山上へ逃げ上った。漢軍これを追撃して虜首を挙げること数千。
鮮やかな勝ちっぷりではあったが、執念深い敵がこのままで退くことはけっしてない。今日の敵軍だけでも優に三万はあったろう。それに、山上に靡いていた旗印から見れば、紛れもなく単于の親衛軍である。単于がいるものとすれば、八万や十万の後詰めの軍は当然繰出されるものと覚悟せねばならぬ。李陵は即刻この地を撤退して南へ移ることにした。それもここから東南二千里の受降城へという前日までの予定を変えて、半月前に辿って来たその同じ道を南へ取って一日も早くもとの居延塞(それとて千数百里離れているが)に入ろうとしたのである。