후리가나로 읽는 일본 고전
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
三遊亭 円朝의 松の操美人の生埋(まつのみさおびじんのいきうめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,963자 · 176화면
と慌てゝ煙管筒を仕舞って出て行きました。お蘭が送り出そうと思って居る中、ぱったり襖を閉切って、出たかと思って考えるに表の門の開いた様子もないし、夫の外へ出たのも怪しく、夜深に私の顔を見て直ぐに出てお仕舞い遊ばしたのは、何か他に増花でも出来て居て、他の座敷へ隠してあるのではないか、左様して見ると先刻見た書棚の廻り階梯の降り口のあったも怪しいが、はてな」
と悋気と云う訳ではなけれど、自分が身寄頼りもなく、圖書に捨てられては行処のない心細い処から、手灯を点けて窃っと抜足して縁側へ出て、昼の中見て置いた三尺の開きを明けて、書棚の両方に手をかけて押すと、ギーと廻る。下に階梯の降口があるのを見ると、灯火が障子へさして座敷がありそうに思いましたから、手灯を吹消して階梯段を降りて参りまして、降り切ると一間ばかりの廊下のようなものが逶って付いてあります。彼の辺は皆垣が石のような処で、其処を切穿りまして穴蔵様な物が山の半腹にありまして、宛で倉庫の様になって居りますから、縁側を伝わって段々手索りで行くと、六畳ばかりの座敷がありまして、一間の床の間がありまして巻物や手箱などが乗ってあります。