일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やなぎばしものがたり

柳橋物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 柳橋物語(やなぎばしものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,300자 · 202화면

아오조라 문고

「厄介をかけた、――じゃ……」

そのまま出るようすである、おせんは思いだして風呂敷包をと云った。松造はむぞうさにそれはまた次に来たときにしようと答えた。そこでおせんは幸太郎を抱き、戸口へ送りだしながら思い切って訊いた。

「あのう、あたしこの家にいてもいいんでしょうか」

松造は振返ってけげんそうに、こっちを見た、ゆうべとげとげしくみえた眼が、今はもっとするどく尖り、こちらの心を刺すかのように光っていた。

「この家は友さんという人が、材木の残り木で建てて呉れたものだそうだ、それから水で毀れたのを直して、おまえに住まわせて呉れたものだそうじゃないか、――そうとすればおまえの家だ」

「それじゃ、あの、あたし、いてもいいんですわね」

松造は茶色になった萱笠を冠った。

「ときどき泊らせて貰うからな」こっちは見ずにこう云った、「――その代りこんど来るときは、自分の喰べる物は持って来る」

彼が去ったあと、おせんは幸太郎を抱いたまま嬉しさにこおどりをした。もう大威張りよ幸ちゃん、これ、ああちゃんと幸坊のお家になったのよ、ごらん、幸坊は三つで家作もち、えらいのねえ。――幸太郎はわけのわからぬままにおせんの首へ抱きつき、おせんのはしゃぐのに合わせてきゃっきゃっと躍り跳ねた。