일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やなぎばしものがたり

柳橋物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 柳橋物語(やなぎばしものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,300자 · 202화면

아오조라 문고

中篇

一

「おせんちゃん」と、彼は喉に水のからんだ濁音で叫んだ、「……おせんちゃん」

そしてもういちどがぶっという音がし、幸太は水の中へ沈んでしまった。おせんは憑き物でもしたように、大きな、うつろな眼をみはって、いつまでもその水面を見つめていた。彼女のふところで、赤子がはげしく泣きだした。

中篇

一

江戸には珍しく粉雪をまじえた風が、焼けて黒い骨のようになった樹立をひょうひょうと休みなしに吹き揺すっていた。寒いというより痛い、粟立った膚を針でうたれるような感じである。どっちを眺めても焼け野原だった、屋根も観音開きも無くなり、みじめに白壁が剥げ落ちて、がらん洞になった土蔵があちらこちらに見える。それは倒れ残った火除け塀や、きたならしく欠け崩れた石垣などと共に焼け跡のありさまを却ってすさまじくかなしくみせるようだ。晴れていたら駿河台から湯島、本郷から上野の丘までひと眼に見わたせるだろう、いまは舞いしきる粉雪で少し遠いところは朧にかすんでいるが、焼け落ちた家いえの梁や柱や、焦げ毀れた家財などの散乱するあいだを、ひどく狭くなった道がうねくねと消えてゆくはてまで、一望の荒涼とした廃墟しか見られなかった。