일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やなぎばしものがたり

柳橋物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 柳橋物語(やなぎばしものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,300자 · 202화면

아오조라 문고

五

またなかまと喧嘩でもしたあとなのだろう、凄いような眼つきで、歯ぎしりをして、聞くに耐えないような悪口を吐きちらすこともあった。

「気楽にやろうよ、おせんちゃん、どうせこの世にあ善いことなんてありあしない、自分の好きなように、勝手気ままに生きてゆくんだ、みんな死ぬまでしきゃ生きやしないし、死んじまえば将軍さまだって灰になるんだからね」

二月も末に近い或る夜、おもんが舌もまわらないほど酔って、着物から髪まで泥まみれになって、殆んど転げ込むようにはいって来た。それまでいちども泊めたことはなかったのであるが、坐ることもできないありさまでどうしようもなく、泥を拭いてやり着替えをさせて、同じ蒲団の中へいっしょに寝た。――明くる日は朝から唸りつづけで、拵えてやった粥も喰べず、水ばかり飲んで寝ていたが、午すぎになって思いがけなく松造が訪ねて来た。

五

正月に来たきり音も沙汰もなかったので、――忘れたというのではないがちょっとどきっとした。いつものとおり草鞋と足袋を自分で干して、足を洗ってあがった松造は、そこに寝ているおもんの姿を見ると、眉をしかめた。――蒼ざめて土色をした膚、茫々とかぶさった艶のない髪、おち窪んだ頬と尖った鼻、いぎたなく手足を投げだした寝ざま。