일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やなぎばしものがたり

柳橋物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 柳橋物語(やなぎばしものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,300자 · 202화면

아오조라 문고

はかないといえばいえるけれど、それだけでも今のおせんは幸福な気持になれるのであった。

三日の午後に古河から松造が来た。野菜物を千住の問屋へ送って来たのだと云って、おせんにも土の付いた牛蒡や人参や漬菜などをぜんたいで二貫目あまりと、ほかに白い餅や小豆や米なども呉れた。彼はその夜また泊っていったが、例のようにぶすっとして余り口をきかず、蓬臭い莨をふかしては、怖いような眼で部屋の中を見まわしていた。――松造は明くる朝まだうす暗いうちに去ったが、こんども小銭を幾らか置いて、怒ってでもいるように子供に飴でも買ってやれと云った。

「あの包はお持ちにならないんですか」

草鞋を穿いて出ようとするので、そう訊くと、彼はちょっと考えるようすだったが、やがて低い沈んだ調子で、おせんの問いとはまるで縁のないことを云った。

「人間は正直にしていても善いことがあるとはきまらないもんだけれども、悪ごすく立廻ったところで、そう善いことばかりもないものさ」

そして空いた袋や籠を括りつけた天秤棒を担ぎ、少し前跼みになってさっさと帰っていった。おせんは四五日のあいだ気がおちつかなかった、松造の言葉がなにを諷しているのかもわからないし、あんなに物を持って来て呉れる気持もわからない。