일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんないにんふうけい

案内人風景

黒部 溯郎

黒部 溯郎의 案内人風景(あんないにんふうけい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,905자 · 8화면

아오조라 문고

日本アルプス地方に於て「登山案内者」という職業的な存在が認められたのは、恐らく今から二十二、三年前からの事だろう。

それ以前のいわゆる日本アルプス探険時代ともいうべき頃の登山者たちは、概ね、猟師とか、岩魚釣りとか、杣人の類か、または、かつて陸地測量部の人夫として働いた事があるというような人を、辛うじて探し出して、頼むべき伴侶とする外はなかったのである。そしてそれらの案内たちは、誠に愛すべき純朴な山人であった。指を屈すれば、先ず、上高地の嘉門次、黒部の品右衛門、牧の喜作、中房の類蔵、大町の又吉、等、総ては今は故人となってしまった。品右衛門も、嘉門次も、共にその一生涯を岩魚釣りで過ごして死んでしまった。喜作は大正十一年の二月、爺ヶ岳裏の棒小屋沢に羚羊猟に行ってた時に、雪崩の下になって、その息子と、愛犬と一緒に死んだ。皆が、山人らしい死に方でこの世を去ったのだ。

芦峅きってのその強力で冬の登山者に取って重宝がられたあの福松も、去年一月の劍のアクシデントで無惨に逝ってしまった。

喜作の最後に就いては、当時猟友として行を共にして奇しくも生命を助かった上高地の庄吉が詳しく物語ってくれる。