후리가나로 읽는 일본 고전
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おけはざまのかっせん
桶狭間合戦
菊池 寛
菊池 寛의 桶狭間合戦(おけはざまのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,784자 · 26화면
親爺も頑固なら息子も強情だと、信長の機嫌が甚だよくない。政秀之を見て今日までの輔育が失敗して居るのに、更にまた息子の縮尻がある。此上は死を以って諫めるほかに道はないと決意して、天文二十二年閏正月十三日、六十幾歳かの皺腹割いて果てた。
その遺書には、
心を正しくしなければ諸人誠をもって仕えない、ただ才智許りでなく度量を広く持たれます様に、
無慾にして依古贔屓があってはならない、能才を見出さなければならない、
武のみでは立ちがたいものである、文を修められますように、
礼節を軽んぜられませぬように、
等々の箇条があった。
信長涙を流して悔いたけれども及ばない。せめてと云うので西春日井郡小木の里に政秀寺という菩提寺を建て寺領二百石を附した。(後に清須に移し今は名古屋に在る)
信長鷹野で小鳥を得ると、政秀この鳥を食えよと空になげ、小川の畔に在っては政秀この水を飲めよと叫び涙を流した。
政秀の諫死によって信長大いに行状を改めたが同時に、その天稟の武威を振い出した。
十六歳の時から桶狭間合戦の二十七歳までは席の安まる間もなく戦塵をあびて、自らの地盤を確保するに余念がなかった。