일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

もみノきはのこった

樅ノ木は残った

山本 周五郎

山本 周五郎의 樅ノ木は残った(もみノきはのこった)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,078자 · 285화면

아오조라 문고

そこで七十郎は、里見十左衛門と相談のうえ、自分で柴田外記を訪ねた。外記は七十郎を見て、困った男が出て来た、と思ったらしい、けれども会うことは会って、次のように答えた。

――詳しい事情はわからないが、役目のある者を先にし、二人は無役だからあとにしたのであろう。

――では原田帯刀はどうか。

と七十郎は反問した。

――帯刀どのは無役である。役目のある者を先にするというのなら、帯刀どのを先にした理由をうかがいたい。

柴田外記は反問に窮し、それは係りの者に訊くがよい、と答えた。係りとは誰であるか。当日の目付頭だ。今村善太夫か。善太夫ならわかるだろう。そういう問答があり、七十郎は今村善太夫を訪ねた。善太夫が一ノ関の息のかかっている人間だということは、まえから知らない者はない。彼は七十郎の抗議に対して、

――国目付の饗応は臨時のことだから、到着した順にしたがったのである。

と冷淡に答えた。

――それでは柴田どのと口が合わぬぞ。

七十郎は怒って、国老は役目の有無によって順序をきめた、と云ったことを告げた。善太夫は、国老がそう云われたのならそうであろうと、薄笑いをし、もう済んだ事だから、自分にはこれ以上の返辞はできない、と答えた。