후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶしゅうこうひわ
武州公秘話
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 武州公秘話(ぶしゅうこうひわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,572자 · 209화면
の顔を一と目でも見たらばさぞびっくりしたことであろう、鼻の落ちる病気の黴菌は、たしかその前後に煙草と一緒に日本へ渡来した筈だけれども、まだその頃は一般に知られていなかったに違いないから。
武州公の法師丸時代の逸話は此れで終るが、此の時の事について今少し「道阿弥話」を引用させて貰おう。
二の丸三の丸の敵の兵ども引き退き候時、河越甚兵衛しつぱらひを致し候。味方すかさず本丸より打つて出で、ひた/\と喰着き候へども、人の不幸に乗ずるは武士にあるまじきことなり、弾正病気とあらば是非に及ばずとて、一閑斎味方を制し止められ候。城中必死の覚悟を極め候ことゝて、皆々よろこぶこと限りなく、此処彼処の櫓にて俄かに酒宴の莚を開き祝ひ酒に酔ひ候。かの人質の女どもは、その折いづこへ参り候やらん。いづれも最早や埒明き候へば暇乞ひして在所へ罷越候にや。某かの娘の姿を今一眼見んとて所々を捜し候へども遂に見ること叶はず、そのまゝになり候。人に尋ね候へば、井田駿河守の女てると申す者と申し候。さるにても籠城の折だにあらば又逢ふこともあらん、あはれ今一度寄手の来る時あれかしと願ひ候ことなりと被仰候