후리가나로 읽는 일본 고전
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ざんせつのげんぞう
残雪の幻像
中村 清太郎
中村 清太郎의 残雪の幻像(ざんせつのげんぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,801자 · 10화면
余言
出現の時期は他のものと、まず大同小異であろう。私は六月の初旬にその崩れて行くさまも見た。望見の範囲は三岳村屋敷野、黒沢、王滝などから、北は開田村一帯におよんでいる。これが永いこと世に知られなかったのは、やはり街道筋から前山によって隠されているのが最大の原因であろう。概して二千メートル以上の高位置にある日本アルプスの雪形中でも、おそらく一と言って二と下らない高度のものと思われる。
余言
以上のほか、日本アルプスだけでも、南に白峯の農鳥、地蔵岳の農牛、北に蝶ガ岳の白蝶などがあり、木曾駒にも変った雪形が出ると聞いている。北陸から東北へかけての山々には、ちょっと拾って見ても、妙高の農牛、黒姫の寐牛、焼山の蝙蝠、白鳥山の鳥、米山の鯉、地紙山の地紙、飯豊山の牛岩などがある。その他、月山、鳥海以下いろいろな雪形が出ると言われる。しかも、まだ世に知られぬものが幾らあるかわからないと思う。心ある人は、それら雪形の名称、形状、出現の場所、時期、黒く出るか白く現われるか、望見の範囲、農事との関係、等を記録して世に伝えるのは、大へん意義があろう。
「富士の豆蒔小僧――鳴沢村より」