일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かごつるべ

江戸情話集

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 江戸情話集(かごつるべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 203,779자 · 407화면

아오조라 문고

門番は林之助が蛇つかいの小屋や列び茶屋へ足近く入り込むことを知っているので、彼の銀の入り途を疑って、そういう不信用の人間に大事の金を貸されないというような口ぶりで、あくまでも頭を振り通した。

林之助も根負けがして、仕方がなしに屋敷を出たが、どう考えても空手では行かれなかった。彼は友達の梶田弥太郎のところへ行って頼もうと思ったが、これから訪ねて行っても果たして家に居るかどうだか判らなかった。居たところできっとその銀が出来るかどうかも疑問であった。そんなことに暇取っているうちに、葬いが出てしまっては何にもならないと、林之助はむやみに気が急いた。

「ええ、もう仕方がない」

彼は思い切って馴染みの質屋へかけ込んで、大小を投げだして銀を借りた。武士の大小であるから片時も離すことはできない。今夜じゅうにはきっと請け出すと番頭を口説いて、彼は二両二歩を借り出した。それを懐ろにして本所へ一散にかけ付けると、お絹の棺は小屋の者や近所の人たちに寂しく送られて、今かつぎ出されようとするところであった。林之助は棺のまえへ坐って線香を供えた。美しい水色のもそこには見えなかった。