일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かはくれいじょう

河伯令嬢

泉 鏡花

泉 鏡花의 河伯令嬢(かはくれいじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,763자 · 68화면

아오조라 문고

ここに聞くものは悚然とした。

「中は空ろで、きれ仕立ですから、瓜の合せ目は直ぐ分りました。が、これは封のあるも同然。神の料のものなんです。参詣人が勝手には窺けません。

――真先にこれを一つと思ったんです。もう堂の中に居るのですから、不躾に廚裡へ向って、大な声は出せません。本堂には祖師の壇があります。ここで呼立てるのも失礼だと思いますから、入った高縁の処、畳数を向うへ長く縦に見取って、奥の方へ、御免下さい、願います、願います、とやったが一向に通じない。弱った、和尚、あの勢で、寝込みはしないか。廚裡へ行く板戸は閉っていて、ふと、壁についた真向うの障子の外へ、何だか、ちらりと人影が射したようで、それなり消えましたから……あの美しい女が。……

あるいは人に隠れたのかも知れない。しかし帰れません。思切って、ずかずかと立入って、障子を開けますと、百日紅が、ちらちらと咲いている。ここを右へ、折れ曲りになって、七八間、廂はあるが、囲のない、吹抜けの橋廊下が見えます。暗い奥に、庵が一つ。背後は森で、すぐに、そこに、墓が、卒塔婆が、と見る目と一所に、庵の小窓に、少し乱れた円髷の顔が覗いて、白々と、ああ、藤の花が散り澄ますと思う、窓下の葉蘭に沈んで、水の装上った水盤に映ったのは、撫肩の靡いた浴衣の薄い模様です。