후리가나로 읽는 일본 고전
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かはくれいじょう
河伯令嬢
泉 鏡花
泉 鏡花의 河伯令嬢(かはくれいじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,763자 · 68화면
襟うらに紅いのがちらりと覗いて、よりかかった状に頬杖して半ば睡るようにしていました。ああ、寝着で居る……あの裾の下に、酒くさい大坊主が踏反って。……
私は慇懃に礼をしました。
瞳を上げる、鼻筋が冷く通って、片頬にはらはらとかかる、軽いおくれ毛を撫でながら、静に扉を出ました。水盤の前に、寂しく立つ。黒繻子と打合せらしい帯を緩くして、……しかし寝ていたのではありません。迎えるように、こっちから橋に進んで――象嵌などを職にします――話して、瓜の事を頼みました。
やさしい声で、
(和尚様は留守でございます。けれど、明神様へ……私から。)
(是非どうぞ。)
前刻は、あの柱の蔭に、と思って、
(太神楽はいかがでした。)
(まあ、違いますよ、私は見はいたしません。)
(ええ、それでは。)
(明神様の御像を、和尚さんが抱いて出たのでございます。お慰みに、と云って、私は出はいたしません。明神様も、御迷惑だったでしょう。)
(貴女は。)
(私は可厭ですわ――それに御厄介になっております居候なんですから。)
瓜の中が解ったら、あるいはこの意味も、どうした事か、解るかも知れない。
(これでございますね。