후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
中里 介山의 法然行伝(ほうねんぎょうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,110자 · 131화면
がある。大師はこの中においでなさるのだなと思ってまず外でコワヅクロイをして見るとその壁の中から「こなたへ」という声がする。その声について入って壁の内を見ると更にその戸というものがなくて壁の崩れたところのみがある。その崩れからくぐり入ると壁の際に居られた大師と胸を合せて抱きあわれて了った。大師の顔が法然の左の肩に置かれて、そうして前々に難破することを一々会釈して居られる。なお重ねて何か云おうとするうちに夢が醒めた。それを後に考えて見ると自分の非難をしたことが皆大師のお心に叶ったものと覚える。ひしと抱き合ったということが大師のお心に叶ったと見えるのである。よくもお前は非難してくれたと、大師が思召されたから夢にもあの通り会釈されたのだ。すべて学問というものは後学恐るべしといって、学生という者は学問にかけては必ずしも先達であるからということはないのである。釈迦如来の滅後五百年に五百の羅漢が集って婆沙論を作ったのに、九百年に世親が出でて倶舎論を作って先きのそれを破って了った。義の是非を論ずる場合にはあながち上古にも恐るまじきものであるぞといわれた。
法然は元天台の真言を習っていた。