후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
中里 介山의 法然行伝(ほうねんぎょうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,110자 · 131화면
人が止めようとしても法は更に止まるものではない」
といって進んで配所へ赴くことになり、その際にも丁度一人の弟子に対して一向専念の教えを述べはじめた。それを聞いてお弟子の西阿弥が驚いて上人の袖を控え、
「念仏は御停止でございます。左様なことをおっしゃっては御身にとりて一大事でございます。皆々御返事をしてはなりません」
と師の身を思うて云い出すと、法然は西阿に向い、
「そちは経釈の文を見たか」
西阿答えて、
「経釈の文はどうありましょうとも、今の場合の世間態が――」
と口籠ると法然が、
「われはたとい死刑に行わるるともこのことを云わなければならぬ」
官人は小松谷の房へ行って、「急いで配所へお移りなさるように」と責めた。そこで遂に法然は都を離れて配所の旅に赴くことになった。
月輪殿は名残りを惜んで、法性寺の小御堂に一晩お泊め申した。月輪殿の歎きは尋常でなかったけれども、今は主上の御憤りが強い時であるから却っておいさめ申しても悪い。そのうち御気色をうかがって御勅免を申請うということを語られた。月輪殿の傷心のほどはよその見る眼も痛ましいものであった。
三十四
三月の十六日に愈々都を出でて配所への旅立ちになる。