일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんやのしちょう

深夜の市長

海野 十三

海野 十三의 深夜の市長(しんやのしちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,982자 · 220화면

아오조라 문고

原因万端取調べ中でござりまするが後刻申し奉ります。へえ、お静かに、お静かに……」

「ご苦労、――」

「お言葉、まことに有難うさんで……」

ツツツーとまた引擦るような跫音がして、脳天声の主は向うへ去っていった。

「ハテ殺人事件のあとに、続いて油倉庫の火事とはうますぎるが……。おう、若いの、いいきっかけが、向うの方からお出でなすったぜ。さあ、このどさくさに紛れて、早く抜け出すんだ」

そういった「深夜の市長」の声に、僕は思わず躍りあがった。最早このときにはウーウーとサイレンが二重にも三重にも鳴りだした。僕はパッと外へ顔を出した、すぐ前の屋根の向うが真赤だ。油倉庫の火事だけあって、どッどッと立ち騰る紅蓮の炎の勢の猛烈さ。しかしこれを感心してみとれていることはできなかった。これこそ勿化の幸いと、僕は老人に挨拶もそこそこに火事場の方へ道をとって走りだした。

「いいかネ。頼んだことを忘れるな」

「承知しましたッ」

それから僕は火事場へ駈けつけると見せて、実は刻々に殖えてくる寝ぼけ眼の弥次馬の間を掻きわけ掻きわけ、どんどん脇道の方へ曲っていった。もう誰にも咎められはしなかった。