후리가나로 읽는 일본 고전
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しんやのしちょう
深夜の市長
海野 十三
海野 十三의 深夜の市長(しんやのしちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,982자 · 220화면
市議の方も、今度は足並が揃っていませんがあれでどうしようというのですかねえ」
と相槌を打ったのは、主任書記の鴨志田番一氏だった。
「しかし僕は市会と市長との対立に、只ならぬ殺気を感ずるよ。これが昔の御前試合の立合ででもあったら、横から出ていって立合を中止させたいところだ。手に真剣を持っていなくて、木刀だけの覘い合いでも、その場で人命に係るような試合もあるからネ。……そうだ、君のクラスメートかなんかが、市長の傍で働いているとかいったが、あれは誰だったい」
「助役をしていますが、中谷銃二です」
「注意したがいいなア。……」
と、ぼんやりした意味の言葉を云い捨てて、雁金次席検事は沈黙した。新聞紙の他の面を展げるらしい紙音が続いて僕の背後で起った。
秘密にして置いた僕の勤め先も、どうやらこの辺で尻が割れそうになったから、もう観念して、いっそのことハッキリぶちまけて置くが、実は僕すなわち浅間新十郎のことは、十日ほど前の官報を見て下さればよく分るが、司法官試補という役柄に採用されたのだった。その試補というのは、検事とか判事とかの卵みたいなものであって、これから試補として修業を積んだ後、検事になるか判事になるかどっちかに方向を定め、それから定期的に行われる試験を受ける順序になっていた。