후리가나로 읽는 일본 고전
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しんやのしちょう
深夜の市長
海野 十三
海野 十三의 深夜の市長(しんやのしちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,982자 · 220화면
それは実に立派な服装をした人達だった。どうやら一行の大将は、二人目にいた襟に河獺の毛皮をつけたシュウシュウ鳴る立派なインバネスを着た大兵肥満の人物らしかった。前後に続く人物、これまた相当のなりをした人物で、和服が多かった。まず警官や刑事でないのは、自分にとって何よりのことだった。
一行の遠去かるのを待って、僕は入れ代りに土窟の方へ入っていった。
「深夜の市長さん。――」と呼ぶと、奥から声があって、
「おう、――おお、先達の若いのだな。……早くこっちへ入れ」
僕は逡巡することなく、勝手を知った土窟の中にゴソゴソと匍いこんだ。奥では市長がニコニコ笑っている。僕はまず気になることを最先に訊いた。
「いま出ていった提灯の連中は何者ですか。立派な風体をしていたが、真逆ここまで入ってきたわけじゃないでしょうね」
「うふン。――」と、老人は例の癖で拇指と人差指とで小鼻を先の方へツーンとつまみながら「いや儂のところへやって来たんだよ。――どうだ、こんな汚いところに住むのをやめないか。年寄の身体には持ってこいの、その上便利この上もないというアパートがあるから、そっちへ引越をせんか、もし引越しをするなら、室代を無料にした上、三食を只で賄うようにしてやるから、行く気はないか――などと大層なことをぬかしやがった」