후리가나로 읽는 일본 고전
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かせいのまじゅつし
火星の魔術師
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면
「そうですとも。あなた方は話に気をとられて、志賀農園入口という立札に気づかないで来てしまったんでしょう。さもなければ村の人達に気狂いとか、魔術師とかいわれて白眼で見られているこの農園に、悠々と這入って来られないでしょうからね」
「いや、僕たちはここに来たばかりで、そんなことは少しも聞いていませんでしたよ、しかし……」
(しかし、あんな巨大な柿や胡瓜や菊までが、果して作れるものだろうか……)
そう、口の縁まで出かかったのだけれど、現に自分達はそれを見て蒼くなるほど愕いたのに、今更疑うわけには行かなかった。
――なる程、彼は魔術師だ。
「しかし、出来る筈がない――といわれるつもりなんでしょう、私にもよくわかっていますよ、誰だって話だけなら信用しないに決っています。村の人達は実物を見ても、尚まやかし物を見せつけられたように頷こうとはしないんですからね」
志賀健吉の眼には悲愁といったような色が流れた。傍らにいる彼の美しい妹も、ジッと黙っていた。
「信用しますとも、尠くともぼくは、自分の眼とあなた方を信用しますよ」
大村は、思わず『あなた方』といってしまってから、すぐ