일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かせいのまじゅつし

火星の魔術師

蘭 郁二郎

蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면

아오조라 문고

感を覚えて来るのだった……。

やっと現像が一通り終ると、今度は焼付けをする筈なのだが、まだ乾版が水で濡れているので、一先ず一服しよう、と先刻洵吉が蒼くなって驚いたあの異様な引伸し写真が壁一面に貼ってある部屋に出た。

あの真暗な闇の中に喘ぐ、赤燈の雰囲気は、如何にも弱々しいものだったけれど、それはタッタあれだけの時間の中に寺田に未知の世界を知らせ、そして、洵吉自身の気持を急廻転させる妖しい力を持っていた。

寺田はもう微塵も、それらの妖しい写真に、圧力を感じなかった。いや寧ろ、その悪夢のように繰りひろげられた、醜悪な写真が眼にはいると、足早に近寄り、厭かず沁々と見詰めるのであった。

その肌は尨大に拡大されて、一つ一つの毛穴が、まるで月面の天体写真を見るようであり、又、それからむくむくと生え上ったうぶ毛が、或るものは聳え、或るものは肌にからみ又或るものはその先が二股に分かれているのが、がらりと性格の変って仕舞ったような洵吉には、何故か、訳のわからぬ嬉しさを感じさせるのだ。

彼はもう水木のことも忘れ、壁に貼られた写真の高さにつれて、伸び上ったり、屈み込んだりして、なめるような観賞をほしいままにして行くうち、洵吉は、いよいよこれらの写真から音もなく匍い出る妖しい波動に、シッカリと身動きも出来ぬほど固く、心を奪われ