일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かせいのまじゅつし

火星の魔術師

蘭 郁二郎

蘭 郁二郎의 火星の魔術師(かせいのまじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 151,120자 · 302화면

아오조라 문고

「はっはっは、まあそう思う者には思わせといてもいいさ、要するに南に行っただけの業績をあげればいいんだからね」

「ええ、でも木曾さんにまでそう仰言られると、なんだかこう、身動きも出来ないものを背負わされたような気がしますわ」

石井みち子の真剣な顔を見ると、木曾は、微笑を返さずにはいられなかった。

このボルネオ研究支所のことについては、かねてから所長から内々の相談があったことだし、支所行きの人選まで木曾が案を作った経緯があったのに、いざ、発表されて見ると、木曾の案がそのまま用いられておりながら、肝腎の木曾自身が、どうしたことかその選に洩れているのである。木曾が呆然としてしまったのは、そのためだった。なんだか自分だけが、除け者にされたような激しい失意に、一瞬、打ちのめされてしまったのだった。

木曾は、新設のボルネオ支所で思い切り仕事がして見たいと、内心はりきっていたのである。そのために、人選については実験室からでも精鋭をすぐって置いたつもりである――、が、それが今は全く裏切られてしまったのだ。木曾は中庭を横切って自分の室まで帰って来るのに、まるで夢のような気持だった。