일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てりはきょうげん

照葉狂言

泉 鏡花

泉 鏡花의 照葉狂言(てりはきょうげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,730자 · 100화면

아오조라 문고

二

いま一人、また一人、他の一人にはわれ偶と通にて出合いたり。その時渠は道具屋の店に立ちて、皿茶碗など買うたりき。

皆幸なるべし。

伯母上はいかにしたまいけむ、もの賭けて花がるたしたまいたりとて、警察に捕えられたまいし後、一年わが県に洪水ありて、この町流れ、家の失せし時にも何の音信も無かりしとか。惟うに、身を恥じていずくにか立去りたまいしならむ。かの時の、その夜より、直に小親に養われて、かく健に丈のびたる、われは、狂言、舞、謡など教えられつ。さればこの一座のためには益なきにもあらぬ身なり。ここに洪水のありし事は、一昨年なりけむ、はたその前のなお前の年なりけむ、われ小親とともに、伊予の国なる松山にて興行せし時聞及びつ。かかるべしとは思わでありし、今年またこの地にて興行せむとて、一座とともに来りたる八年前のふるさとの目に見ゆるもの皆かわりぬ。

二

たそがれに戸に出ずる二代目のおさなき児等、もはや野衾の恐なかるべし。旧のかの酒屋の土蔵の隣なりし観世物小屋は、あとも留めずなりて、東警察とか云うもの出来たり。

一座が掛りたる仮小屋は、前に金魚養いし女房の住みたる家のあとを、その隣、西の方、二軒ばかり空地となりしに建てられつ。