일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 猟奇の果(りょうきのはて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 134,971자 · 270화면

아오조라 문고

見世物にはアセチリン瓦斯が、甘い匂を立ててともされた、昼と夜との境、見世物のイルミネーションと、太陽の残光とが、チロチロ入混って、群集の顔が、ボンヤリとうすれて行く、夢の様に美しい一時である。

品川四郎は、いかもの見物にグッタリと疲れた体で、九段坂を降りて行く。

坂の半程に、オランダ渡りと云った風で、お月様の顔を覗かせる、遠眼鏡屋が商売をしていた。安物の天体望遠鏡を据えて一覗き十銭で客を呼んでいるのだ。見ると、いつの間にか、中天に楕円形に見えるお月様が姿を現わしていた。

品川は、その人だかりに、足を止めて、暫く眼鏡屋の口上を聞いていたが、ふと妙なことを始めた。

眼鏡屋のすぐうしろは石垣になっている。槐多の小説の主人公が遺言状を隠した石垣だ。そこの、人だかりで一際薄暗くなった箇所へ、石垣の方を向いて、品川がヒョイとしゃがんだのである。

「オヤオヤ、しゃがんで小便でもするのかな。益々品の悪い男だ」

と思って、ソッと見ていると、品川はしゃがんだまま、ウロウロあたりを見廻していたが、丁度人だかりの蔭で、人通りもなく、見ている人もないので、安心したのか、石垣の一つの石に両手をかけると、ズルズルと、それを抜き出したのである。