후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 289,044자 · 575화면
しかし、この一本道の両側だけ昔からの家々がのこされて、ぐるりはすっかりこの工場の附属物でかこまれるわけです。
魚なんか三倍ぐらい高騰していて殆ど東京なみです。もとは一匹ずつ売っていたでしょう? それが切身だって。その代り夕方でも魚が手に入るようになりました。
四日はそれで一日バタバタで、五日は次の日の準備のために私はいろいろの包ものに字をかいたり例によって書記。
五日は晴天で助りました。三時にお母さん、達ちゃん、私、山崎の小父さま、一つ車にのって、高森というところの佐伯屋という料理屋へゆきました。そこへ行ってから又一しきりいろいろの打ち合わせで、式がはじまったのは六時頃でした。達ちゃん、黒い紋服袴でなかなかよく似合いました。二階の座敷二つぶちぬいたところへ先ずこちらの一統が並んで着席。すると、控間から父親代りの人がトップを切ってお母さんお嫁さん(裾模様、つのかくし)の手をかいぞえの髪結がとってしずしずとあらわれて、向い側に着席。仲人の挨拶があって「これはお嫁さんからのお土産でございます」と大ふくさをかけたものをもち出しました。こちらでは徳山の岩本の主人がモーニング姿で出て、目録をあけて見て、又しまって、四角四面なあいさつをします。