후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 289,044자 · 575화면
最も発展的な人間性の可能を、その意味ではつかめないのです。
バックさんの遺憾事はいつもここのところにたぐまっています。同時に、私は文学――人智一般についても云えるが、――ノーベル賞そのものの限界もおのずとあらわれていて、実に興味ふかく思います。ノーベルはノーベルね。人間の可能性の率直な見とおしにはたえないのよ。そこまで歴史のなかの人間を評価する力はないところが面白い。「愛国者」もおしまいにゆくとこんがらかって「大地」のどこかへとけ込んでしまってね、「しかし土地があります」(都会がこわされてしまって何一つなくなったとしても)そこへ妻子をつれて来て暮しますという、そういうところへ主人公が行きます。バックの作品からこの頃感じるのですが、バック自身非常に自然力をつよく内包しているひとですね。ヴァイタル・フォースのきつい、それに導かれてうごくそういうひとね。そこに「母の肖像」のような美、「大地」のような力が湧くのですね。同じものが「愛国者」のようなものになると、所謂インテレクチュアルなものの限界があらわれて来て、本源的に「大地」へくっついてしまうのです。作者一人は何と複雑でしょう。