일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きんだんのししん

禁断の死針

野村 胡堂

野村 胡堂의 禁断の死針(きんだんのししん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,500자 · 7화면

아오조라 문고

「そうかい、いや、世の中は広いようで狭い、うっかりした事は出来ないな」

「ヘッヘヘヘ」

黒沢岩太郎の原口作左衛門は、改めて按麿の顔を見詰めましたが、両眼全く潰れた、見る蔭もない若い按摩で、別に害意があろうとも思われません。うっかり口を滑らして、あわてた自分の態度が疎ましいような気がして、ツイ按摩の顔から眼を外らして、フッと口を緘んでしまいました。

「旦那様エ」

暫らくして按摩は声をかけます。

「何んだ」

「大層お肩が凝って居ります、鍼を一本打って置きましょうか」

「お前は鍼もやるのか」

「ヘッヘヘ、自慢では御座いませんが、鍼は漆検校の門弟で、佐の市とお聴き下されば、御存じの方も御座いましょう」

「漆検校の門弟佐の市、それは大した者だ、噂は聞いて居る、肩の凝の取れるようなのを一本やって貰おうか」

「ヘエ」

懐から取出した畳紙、それを開くと針枕が入って居て、中には、金の毫鍼が十本、短いのは一寸五分ほどのから、長いのは五寸ほどのまで入って居ります。

佐の市は手探り乍ら、馴れた様子で、その十番目の鍼を取り上げました、巻軸になった竜頭は六分、これは定法です、毛の様に伸びた穂は、四寸あまり、それを右手に摘み上げると、穂先を左の指の腹で軽く撫でて見ます。