일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きんだんのししん

禁断の死針

野村 胡堂

野村 胡堂의 禁断の死針(きんだんのししん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,500자 · 7화면

아오조라 문고

「己れッ」

原口作左衛門、漸く立ち直りましたが、もう身体がききません、僅に探り寄せた一刀、それでも武士のたしなみ、引抜き様、横にサツと払いました。

「あれッ」

斬られたのは、佐の市ではなくて、刃の下へ飛込んで来た妾のお元、

「お兄様、面目ない、――私はお前の妹のお元、悪人の手に誘拐かされて、心にも無い妾奉公、親の讐とも知らずに此奴に身を任せました、兄上様許して――」

「何? 妹、お元? お前は此処に居たのか、どれどれ、側へ寄って触らせて見せろ、お元ッ」

「お兄様、私ア斬られました、――お前の身代りに――本望、お詫びはあの世で――」

「何? 斬られた? 妹ッ」

盲と断末魔の女と、探り寄り探り寄り、血潮の中に犇々と掻い抱きます。

「漆検校、それに相違はあるまいな」

「ハッ、恐れ乍ら申上げます。佐の市の打ったる針は、十四経和語抄に掲げました、六百五十七穴の内の一つ、禁断の鍼とは思いもよらぬこと、決して間違いは御座いません」

証人とは申乍ら、検校の位を持って居る程の人物、まさか砂利の上へ坐らせるような事はありません、縁側の上へ座を与えて、町奉行の言葉からして至って丁寧です。