후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
高山 毅의 福沢諭吉(ふくざわゆきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,555자 · 109화면
生麦じけんもその一つで、これは尾をひきました。イギリスは、つよい艦隊をおくって、幕府にたいしてへんじをもとめ、フランスもいっしょになって、おそろしいたいどで、幕府をせめたてました。
イギリスからの文書を、諭吉はほんやくさせられましたが、イギリスがどんなにつよい決心をもっているかがわかり、どうなることかと心配になりました。いつ、戦争になるかもしれないありさまでした。
けれども、幕府が、イギリスのいいぶんをきき入れて、たくさんのお金をはらったので、さいわい戦争にはなりませんでした。でも、幕府のよわい外交をふんがいした地方の藩では、外国の軍艦にいくさをしかけて、けっきょく、さんざんなめにあわされるようなじけんが、ひきつづいておこりました。
このようなさわがしさの中で、緒方洪庵先生が、急病でなくなりました。それは、文久三(一八六三)年六月十日のことでした。緒方先生は幕府のおかかえ医者となって、大阪から江戸にきて、下谷にすんでいました。諭吉は、二、三日まえに先生をたずね、元気な先生と、いろいろ話をしてきたばかりでした。そのお通夜には、緒方先生の教えをうけたものが、たくさんあつまってきました。