후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
高山 毅의 福沢諭吉(ふくざわゆきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,555자 · 109화면
慶応義塾だけが、西洋のあたらしい学間をおしえていたわけです。そこで、生徒の数も、二百人、三百人をかぞえるようになりました。
そのころのある日のことでした。九州から、慶応義塾にはいりたいと、はるばるやってきた青年がありました。りっぱな身なりからかんがえて、さむらいの子であることはまちがいありません。青年は、ちょうどであった町人ふうの男に道をたずねました。
「これこれ、慶応義塾へは、どういけばよいのか。」
きかれた男は、じつにていねいにおしえてくれました。おしえられたとおりにいくと、いどがあって、そのそばで、一人のおやじがまきわりをしていました。
「これこれ、おやじ、慶応義塾はここか。そうして入り口はどこか。」
とたずねると、これまた、しんせつにおしえてくれました。
こうして、塾の中へはいってくると、さきほど、道をおしえてくれた町人ふうの男が、塾頭の小幡先生で、まきわりをしていたおやじが、なんと福沢先生ではありませんか。その青年は、あなでもあればはいりたいほど、ひやあせをかきました。
慶応義塾は、こんなふうに、民主的なふんいきをもっていました。そうして、明治四(一八七一)年に、慶応義塾は、新銭座から三田へうつりました。